補習校の保護者のみなさんへ
補習校の役割りとご家庭でのサポート
最近では、日本に帰国しない国際児も増えており、補習校の役割は多様化していますが、基本的に補習校は、日本に帰国する予定の海外在住子女の為の補習学校 で、日本帰国後に子供が学校生活に適応するためのサポートが目的です。そのため、ペナン補習校でも、原則として、ご家庭で日本語を話していることが入学条件となります。
週3時間だけの授業で、文科省の指導要領に沿い授業を進めていくため、もちろん、補習校だけの学習ではとても追いつきません。そのため、ご家庭での保護者の役割は重要で、お子さんの補習校での学習の復習、宿題などのお手伝い・お声掛けがないとなかなか長続きしません。
小学校の中学年になると、補習校についていけずにあきらめるご家庭は全世界的に多いのですが、現地校やインター校での学習に加え、補習校の勉強のための家庭 学習はお子さんにはかなりの負担になることも事実です。以上の点をご理解の上、補習校・お子さんのサポートをお願いいたします。
また、ペナン補習校ご入学に際し、こちらのページ以下をご一読いただきますようよろしくお願いいたします。

補習校の運営方針
文科省による日本人補習授業校の定義は以下になります。
補習授業校は
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現地校に通学する児童生徒が、【対象】
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再び日本国内の学校に編入した際にスムーズに適応できるよう、【目標】
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基幹教科の基礎的基本的知識・技能および日本の学校文化を、【内容】
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日本語によって学習する【方法】
教育施設である。
以上を踏まえ、ペナン日本人補習授業校は、全日制日本人学校へ通わないペナン在住日本人子女が、日本へ帰国時に日本の学校生活に適応するための国語・学校文化・日本の文化伝統教育の提供を目的として運営しています。
【対象】
日本国籍を持ち、家庭で日本語を話している子供
【カリキュラム、学習指導要領と教科書】
日本の教科書を使用し、学習指導要領に沿って授業を進める
【授業料の設定】
非営利での運営: 義務教育相当の教育から営利を得ること、家庭の経済状態により子供の教育の機会を奪うこと。以 上、2点を回避するために、マレーシアの非営利団体登録母体ROS(Registry of Society)の承認を受け、非営利で運営しています。
【各家庭の役割】
* * 家庭は第二の教室、保護者は第二の担任 * *
家庭学習と補習校での授業が総合されて学習目標が達成されることへのご理解をお願いいたします。
運営方針、ペナン補習校の学習の決まりについてはこちらをご覧ください。

持ち物
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教科書: 小・中国語は光村図書、小学校算数は東京書籍、中学部数学は啓林館です。領事館の無料配布等を利用し入手してください。お持ちでない場合は事務局までご連絡ください。
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国語のノート: できるだけ日本のノートを入手してください。補習校でも実費販売しています。以下を参考にしてください。
1年 8マス、10マス
2年 10マス、12マス
3年 12マス、15マス
4年 15マス、12行
5年 15行
6年 15行、17行
中学 大学ノート
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下敷: できれば入手してください。補習校でもシンプルなものを実費で購入できます。(数に限りがありますので在庫がない場合はご了承ください。)
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連絡帳: 専用連絡帳がなければ、大学ノートなどで代用してください。
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筆箱: 鉛筆、消しゴム、赤鉛筆か赤ペン
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水筒: 飲み水
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おやつ: 2時間目と3時間目の間の休み時間におやつを食べる時間があります。(強制ではありません。)
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ハンカチ、ちり紙
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教室の冷房が効き過ぎる場合もありますので寒い場合はジャケットをご用意ください。

算数・数学授業について
ペナン補習校では数学・算数授業を週に1時間行っています。こちらのクラスは希望者のみとなりますが、時間数が少ない為、宿題などご家庭でのサポートも必要になります。こちらより、数学・算数の進め方をご覧になり、出席をご希望されるかの参考にしてください。

お当番さん
補習校は非営利で運営されているため、保護者の方のご協力が必要です。授業日には3人にお当番さんに来ていただき、子供の安全確保、先生のコピー依頼対応、TAとしての授業参加、および登下校時の引き取り・引き渡しをお手伝いしていただきます。
お当番はこちらで割り振りますが、当日のご都合が悪い場合は個人的に交渉、あるいは事務局までご連絡ください。また、担当が変わった場合はご連絡ください。当番は、お母さんだけではなく、お兄さんお姉さん、お父さんでも結構です。
詳しくはお当番さんチェックリスト(メンバーログインより)をご覧ください。

登下校時の引き取り・引き渡し
安全上の理由の為、登下校時は、教室又は保護者待機ホールまで保護者の方が責任をもっておこなってください。原則として子供だけでリフトに乗る事は禁止となっています。
ただし、登校時の8:45~9:00の間は、エントランスでお当番さんがお子さんの引き取りをしますので、ドロップオフができます。また、お子さんを迎えに来る時は、3階ホール(保護者待機場所)まで上がってきてください。尚、保護者以外が迎えに来る場合は事前に事務員さん、あるいは、お当番 さんにご連絡下さい。
詳しくは、こちらをご覧ください。

おやつの時間
おやつを持参することもできます。日本の学校にはおやつは持っていきませんが、おやつを食べながら、先生や友達と日本語で交流する機会を作りたいと思っています。決まった場所で食べ、後片付けもきちんとします。

安全対策
「安全対策ガイド」、「避難経路」を熟読(メンバーログイン下)、お子さんと話し合ってください。一学期に一回、避難訓練を行います。